忘れもしない2016年6月24日。
EU離脱を問う英国国民投票の日。
今年一番の大損した日です。
この記事通り、今年の年初にあれだけの経験と反省をしたにも関わらず、この日また特攻してしました。
結果から言いますと、この日約40万円失いました。
前年度初めて約100万円台の確定申告レベルの私がたった一日で-40万円。
振り返ると本当に頭がいっちゃってますね。
今回も自分の相場日誌に書いている反省文を改めて読み、そこに至るまでの経緯を紹介していきたいと思います。
投票発表前の心の準備
この日、EU離脱を問う英国国民投票の日であることはもちろん知っていました。ただ、この重要性を認識していなかったことが最初の原因でしたね。
やはり私の弱いところは、ファンダメンタル、経済知識が乏しいことが始まりになりました。それは恐らく、テクニカル、値動き、相場観で今まで勝ってきたことが仇となっているんだと思います。それが効く相場では勝てるんですが、効かない相場環境のときに無理にトレードしたことが失敗でしたね。
イギリス人にとってこの日は一生に一度の決断の日であると共に、私たちFXトレーダーにとっても大事な日である認識が甘かったと思います。
内容と結果の矛盾
正直な話、自分の相場日誌を見返してもあまり内容の濃い反省をしていません。投票結果が出るまでのドル円は鬼畜な値動きをしていた記憶があります。そもそも、深く調べたら朝の7時から私はトレードをしていました。
あれだけ、日銀マイナス金利政策導入決定時の値動きで恐怖を植え付けられてもトレードしているという慢心。これは、その時に失敗をしても結果的に利益を上げることができたことが、この慢心に繋がったと思っています。
FXは内容がよくても必ずしもいい結果に結びつくものではありません。
逆を言えば、悪い内容でもいい結果になることがあります。
それを勘違いもしくはその歪んだ実績の記憶があることにより、いずれ大きな失敗に繋がる。
今回のEU離脱を問う英国国民投票時のトレードはまさにそれだったと思います。
結果発表後のトレード
それは11:40分頃でした。
EU離脱が決まりドル円は円高が進行し一時97円台になりました。
私は元々100円付近でポジションがほしいと思っており、鬼畜な値動きの中エントリーしてしまいました。スキャルピングもするつもりはなく、長期保有的な感じで100円台がほしいとなんとなく思っていたんです。
しかし、ドル円は100円を割っていきました。私はスキャルピングをすることを我慢していましたが、一回エントリーし出すと止めることができなくなっていきました。
エントリー
↓
強制損切り
↓
唖然
↓
エントリー
↓
強制損切り
これを繰り返し、一時-50万円台まで突入。
この時ですね、またやってしまった。
日銀のマイナス金利政策導入決定の時と同じ失敗をしていると。
また、あの時みたいに取り戻さなくてはという苦痛と不安。
それ以上に強い後悔が襲ってきました。
-50万円からのトレード
一時-50万円からどうやって取り戻すのか。
それは、過去に経験した日銀マイナス金利政策導入決定時と同じように、自分のトレードスタイルを確認し相場を見極めコツコツトレードしていく。
これを心に落とし込みました。
ただ、その時と一つ明確に違ったことがありました。
それは、スプレッドが広がったまま。これが、スキャルピングの私には致命的でした。
通常は1回0.3円で取り引きしています。これが、1回3.0円前後をキープしていました。
これでも特攻する私もどうかしていたんだと思いますが、14時頃には-50万円から-6万円まで取り戻すことができたんです。もはや執念であり、よくそのスプレッドでそこまで戻したなと後になって思いました。
しかし、その時は-6万円が許せなかった。
人間ってここまでの損なら許容するからと思っていても、いざその金額になると今度はもっとマイナスを減らしたい!願わくばトントンまで持っていきたい!!
こんな感じの心理になりやすいんです。
私もこの心理に陥っていきます。
完全に助かりたいという欲からの転落
さて、もう一度話をまとめると-50万円から-6万円まで取り戻すことに成功しました。
しかし、私は-6万円が許せません。
スプレッドが3.0前後という悪条件の中、スキャルピングで再度特攻していきます。
あと6万円で元に戻る。そう言い聞かせてエントリーしていきます。ただ、この時はあと一歩の時の心の持ちようが大事というのはわかっていたので、気を引き締め相場に向かいました。
しかし、相場は無慈悲です。
値動きが自分に合わない。また、スプレッドが重くのしかかる。-6万円だったのが-20万円まで再度損が増えていってしまいました。
その過程で私の手法はスプレッドが生命線だととことん思い知らされました。
ただ、思い知らされても私は特攻してしまったんです。
例えが不謹慎かもしれませんが、日本が戦争中に若い青年が片道の燃料しか積まない戦闘機で特攻したことに似ています。
勝てないとわかっていて特攻する。
これは、本当にやってはいけない。
勝てる可能性や勝てる自信があって相場に参加することが大前提です。
私はこれを見失っていました。
私は相場経験がまだ数年ですが人の何倍ものエントリー回数を重ねそれなりの経験をしてきた自負があったんですが、本当に勝てない条件を目の前にして落胆してしまったんです。
それからは負けるのが早かったでね。一気に再度-40万円に戻りました。
もはや、これ以上戦う気力が残っていませんでしたね。しかも、3時間後には仕事がありました。結果を受け入れるしかありませんでしたね。
負けた原因とまとめ
まず、この結果に至った原因を挙げていきたいと思います。
・一生に一度という世界的な大イベントの時に相場に参加
・明らかに値動きが尋常ではないときにエントリー
・スプレッドが広いときに不利とわかっていながら参加
・負けを全て取り戻すという欲深さ
以上が大きな原因になります。
結論を言うと、勝てない相場環境で挑み結果勝てなかった。
当たり前ですよね。
自分で文章を書いていて思います。
もう二度とこんな気持ちにはなりたくないと心に誓った日でしたね。
<FXで月20万円稼ぐ手法、生活>
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