本記事は、2019年1月3日に起きた円相場の変動を例に、FXの正しい稼ぎ方と備え方を解説する。
FXは長期投資になり得ない
それは、2019年1月3日わずか1分で1米ドルに対して4円も上がり、1ドル104円台の円高・ドル安水準になった。
私は、その瞬間をリアルタイムで見ていたわけではないが、約1時間後にチャートに向かった瞬間に異変に気づいた。
兼業トレーダーとして今年で5年目。そこそこ経験してきた自負があるが、かなりエグイ値動きだと感じた。
短期売買目的でトレードしていた人は不運だったと思う。
しかし、長期投資目的、金利目的でポジションを持っていて損失をくらった人は自分を戒めるべきである。
このブログで繰り返し何回も言っているが、ポジションを持って外出したり寝ているうちは、いずれ退場に繋がると。
短期売買こそ最強の稼ぎ方
このような、値動きやニュースを見るたび短期売買が最強であると毎回思う。
短期売買の一番の利点は、利確をしていることである。
FXは、含み益と利益には大きな差があり、いかに利確を繰り返していくのかが稼ぐポイントとなる。
ただ、多くの人は一度に多くの金額を利確したい欲求に負けてしまう。
小刻みに小さな金額を利確するのは面倒であり技術が伴うので楽な方にシフトしていくのである。
しかし、楽であるということと稼げることはイコールではない。
むしろ、利確をたくさん経験しスキルを積み上げていくほうが遠回りなようで近道だったりする。
急激な為替変動への間違った備え方
2019年1月10日の日経新聞に、丁度1月3日に起きた急激な為替変動の記事があり、疑問に感じた一文があったので紹介したい。
今回のような急激な為替変動が次いつくるのかと、市場関係者は見構えていると。予想としてはGWの10連休あたり。
そこで、FX会社のJFXの小林芳彦氏(社長)は「いつもより証拠金(元手)を厚く積むなどの対応を求める必要がある」と話す。
これを見た時、その備え方はむしろ危ないと感じた。
小林氏はFX会社の社長であり凄いトレーダーでもあるようだが、証拠金を多く入れて備えることは備えになっていない。
それよりも、備えなくてもいいトレードスタイルに変えた方がリスクが低いのである。
FXはお金がある人ほど、お金をつっこむことができる。
1つのポジションを薄くエントリーすれば大きな問題はないが、1つのポジションを大きく持つと途端にリスクが跳ね上がり、豊富な資金の利点が失われる。
ただ、実際問題長期投資また金利目的で外貨を持っている人が多いんだと感じる。また、そのような人にトレードスタイルだとか説いたとしても理解してもらえないのだろう。
FXは不確実性の塊だが、起こるべくして起こるのもFXである。
コメントを残す