私はFXやブログの他に、Youtubeを見ることが好きです。そして、見ている動画はニュースから芸能、アニメ、為替、ドラマ等多岐にわたります。
本記事は、その中でも最近見つけた、メンタルに関わる動画に行き着きました。
それは、大愚 元勝さんの動画です。
質問に対して大愚 元勝さんが答える動画。その中で、FXトレードに関わる動画がありましたので感想やつっこみを入れていきたいと思います。
勘違いしてほしくないのは、この動画を否定する記事ではありません。むしろ、他の動画も好んで見ています。
大愚 元勝のプロフィール
昭和47年8月生まれ。宗教法人福厳寺住職。慈光グループ代表。空手家、セラピスト、社長、作家など複数の顔を持ち「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。僧名は大愚(大バカ者=何にもとらわれのない自由な境地に達した者の意)。
3才で経を習い5才で葬儀に立ち会う。10才で僧籍を取得するも、厳しい師匠やかた苦しいしきたり、「お寺の子」と噂される重圧に反発して寺を飛び出す。紆余曲折を経て32歳で起業。仏教理念に基づいた、社員、お客、売上げに恵まれるシステムを構築して複数の会社を立ち上げる。
38歳の時再び僧侶の道を歩むことを決意。インドから日本に至るまでの仏教ゆかりの国など、世界23カ国を旅し、自身の僧侶としてのあり方や寺院のあり方を問い直す。
現在は福厳寺の興隆に尽力しつつ、講演、執筆、WebサイトやFacebookなどを通じ、「生き方」と「働き方」を人々に伝えている。
三菱東京UFJ銀行、各務原商工会議所、株式会社ダイキエンジニアリング、富良野小学校、小牧市立桃陵中学校など多数。また今後福厳寺にて開催予定のテンプルステイには、各方面から期待が集まる。
以上が公式プロフィールからの抜粋です。
大愚 元勝の一問一答
まずは、この動画をご覧ください。
【相談内容:Rさん/31歳男性】「 私は31歳のトレーダーです。主な収入源はFXです。相場の世界ではもう8年のキャリアです。この間の大統領選挙で熱くなり、普段やらない手法や世間の情報に振り回され完全に自分のルールを破り、自己欠如に欠けた取引で、一晩に1000万以上負けました。凄く心が折れ、トレードをやる気もしないし、後悔の念が取り巻き頭から離れず、常に胸が痛いです。まだ資金はあるのですが、一晩での大打撃で資金の40%も失われてしまい悔やんでも悔やみきれません。
どうすれば良いかとは他人に求める事も出来ないですし、もう一度コツコツ資金を戻す再チャレンジをしなければならないのですがその意欲も湧きません。なにか心の喝が欲しくて投稿しましたよろしくお願いします」
以上が質問内容になります。
Rさんの過ち
相談内容にもマークをつけたように、Rさんはアメリカ大統領選という4年に一度の大イベントで、普段やらない手法でトレードしたことが大きな問題です。
つまり、市場が大きく動く日にトレードした。トレードすること自体はいいけれど、自分の手法ではないやり方でトレードしてしまった。そして、結果負けてしまった。しかも、一晩に1,000万以上という大金を。
文章で書くとわかりやすいですが、負けて当然なんですよね。恥ずかしながら、私もアメリカ大統領選に参加し失敗しています。
私も他人事ではありません。ですので、Rさんの気持ちは凄くわかりますし、心が折れたんでしょうね。資金の40%がなくなったんですからね。
大愚 元勝の回答
まず、大愚元勝さんの話を聞いていくと、相場に対して詳しすぎるだろ!ってつっこみを入れたくなりますが、事前に勉強をしたのか、もしくは自身もやっているのかわかりませんが、一定の知識はありそうですね。
まず、大愚元勝さんは問題は資金を失ったことではない。想定をしていなかったことが問題であると回答しています。
確かに仰る通りです。要は、想定していれば、この負けた金額は関係ないってことです。想定していれば、心が折れることもない。
まあ、資金の40%の1,000万以上を一晩でなくすことを想定している人っていないと思いますけどね。Rさんはどういう手法でトレードしたのか気になりますね。当時ドル円は、トランプ氏が優勢になるにつれ105円から101円に円高に、トランプ氏当選が確実になるにつれ反発し円安になりました。
私もリアルタイムでチャートを見ていましたが、ファンダメンタルで勝負したのか、テクニカルで負けたのかわかりませんが、精神的に正常ではなかったんでしょうね。
大愚 元勝の第一段階の処方箋
4つの処方箋を挙げています。
相場から離れる
正解!相場から逃げる環境があるのに、相場にとどまろうとするのは、負の連鎖の入り口。
よく寝ること
確かに(笑)。笑いごとではないんですけどね。体が資本はFXも同じです。疲れている体でトレードしても、いい結果がでないことは私もよく知っています。
人と関わり穏やかな気持ちに戻す
家族や友人と旅行などに行き、正常な気持ちに戻す。大事なことですね。人生は為替だけではありません。あくまでFXはお金を稼ぐ手段です。
第二段階の処方箋
「ここまで、大負けするとトレードが怖くなる。FX以外に収入があるのが理想であり安全」
これも、私もよく言っていますが、とても大事なことです。私は会社員をやりながら昨年200万円以上利益を上げ、確定申告しました。でも、これが本業がなく、為替一本だったら負けていたかもしれません。FX一本の収入だけで飯が食べていけるほど、為替は甘くはありません。
でも、Rさんは8年間やられてきて、経験も私よりもあったのに結果、心が折れるほどのダメージを受けてしまいました。
これはですね、FXは本当にたった1回の誤ったエントリーが、心が折れるほどの道へ誘導していくんです。Rさんも今までこういった経験を積んできていたと思うんですが、4年に一回という大イベント。8年のキャリアでも、多くて2回目ってことになります。そういう意味では、アメリカ大統領選の相場は初心者。
ただ、悲しいことに全て結果論になってしまうんですよね。トレードしていくうちに、歯車が狂ったんでしょうね。お察しします。
第三段階の処方箋
「エントリーは一つ一つ丁寧に。そして、想定できないんだったら、ポジションは持たない」
FXの基本中の基本ですね。ただ、言葉では簡単ですが、その感情と常に向き合い継続していくことは、とても難しいことです。
第四段階の処方箋
「お金を稼ぐことを目的にしてはいけない。お金は道具でしかない。夢を持ってほしい」
これは、私もサイトポリシーに書いています。私もこれに気づき、FXでお金を稼ぐこと意外にもいろいろしていかないと、人生の充実はないと感じています。
Rさんも何もなかったわけではないと思いますが、相場一辺倒はやめたほうがいいです。現実社会と関わり、人と関わることも人生を充実させる上で大事なことです。
大愚 元勝の話のまとめ
「継続することは5年が一つの区切りであり、Rさんは8年やってこられた。絶対ということのない厳しい相場で。FXだけではなく、身の回りの人の役に立てるような人になってもらいたい」
「また、自分の一時の感情で全てがうまくいくわけではない。私たちはなにが起こるかわからない中で生きている。地震など想定もしないことも起きる。もし、そうなったら?と自分で考え知恵を出す。常に準備と努力をして精進していく」
こんな感じで、最後はまとめられてます。
しっかり反省をして、よく考え、そして自分に厳しくってことですかね。
大愚 元勝の話を聞いた感想
さて、私も少なからず相場の世界で戦っているトレーダーです。大愚元勝さんの言っていることは事実であり正論です。ただ、現場レベルで実際に戦っている私から綺麗ごとではないとこを少し語りたいと思います。
まず、FXは感情がやられます。これも、何回もこのブログ出てくるフレーズです。Rさんは感情がやられ、いつもとは違うトレードをしてしまいました。Rさんの誤ったトレードを指摘するのは簡単です。それだけ、チャートを見るってことは、気をつけなければならないんです。例えば、エントリーをしない!って決めていても、チャートを見ているだけでリスクになります。
なぜなら、感情が動かされエントリーする可能性があるから。
相場っていうのは本当に無慈悲です。私はもう少しでFX歴丸3年になりますが、何回か地を這うまで落ち、そこから這い上がってきましたが、本当に紙一重です。エントリーする前に気持ちを冷静にし、自分のルールを定めチャート向かう。こうやって、精神を高めていても定期的に失敗をするのがFXなんです。
そして、その失敗自体はFXにはつきものです。
大事なことなのでRさんの過ちをもう一回振り返る
繰り返しになりますが今回のRさんの決定的な過ちは、大イベントで勝負したことに尽きます。これは、相場経験がある人ほど、値動きだったり動向って気になってくるもんなんです。また、Rさんは世間の情報に振り回されたって言っているのが気になりますね。何かニュースや掲示板を頼っていたんでしょうか。それとも、不安になり最終的に頼ったんでしょうかね。
顔も見たこともない他人の情報を頼りにしてしまった。
つまり、エントリー前から負けていたってことです。この言葉も常連ですね。相場だけの話ではないです。ギャンブル全般に言えます。パチンコであの店がいいというオカルト。あの台が出そうという妄想。競馬であの馬が大穴をあけるという思い込み。宝くじで、あの店が出やすいという意味不明な情報。
こういう人が現実的に本当に多いですね。楽しんでいるなら、別です。ただ、自分でお金を稼ぎたいならガチにならないと稼げないです。少し話がそれましたが、私も他人事ではないので、今回Rさんと大愚元勝さんから学んだことを教訓にしていきたいですね。
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